2015年以降、電子コミック市場はどうなる?

2015年以降の電子コミック市場は…?

最初に僕の結論を言うと、

 

「電子コミック市場は、緩やかだが今後も伸び続ける」

 

という意見です。

 

 

まずはこちらのデータを見て下さい。

これは矢野経済研究所が2014年9月10日に発表したレポートで、図の青色部分が「電子コミック」の市場規模になります。

 

ご覧のように、現状でも約7割が電子コミックです。

 

矢野経済研究所の分析では、過去作品が電子化されておりまとめ買いする読者が多かったことから、事から電子コミックは急激に市場規模は伸びたが、今後は鈍化するだろうという予測でした。

 

一方で小説や文学の分野では、まだ有名作品が電子化されていないのでこれから伸びるだろうという予測です。

 

また、こんなデータもありました。

 

 

これは電子マンガのと紙のマンガの市場がどのように推移しているかを表したグラフです。

 

紙のマンガは徐々に市場規模が小さくなってきていますね。(2002年から縮小し始めたのではなく、1995年ごろから縮小傾向でした)

 

2002年と2013年を比べると、紙のマンガは4分の3以下の規模に縮小しています。

 

これは紙のマンガが電子化され始めた事ももちろん原因として挙げられるでしょうし、読者が単行本の購入にシビアになってきた事も挙げられると思います。

 

CDが売れなくなった原因として「携帯電話・携帯ゲームにかける時間が増えている」という事がありますが、紙のマンガもそれと同じ理由で読まれなくなっているのかもしれません。

 

ただ、一番大きい理由はおそらく「売れるマンガと売れないマンガの二極化が大きくなった」のではないかと思います。

 

例えば「ワンピース」の67巻は2012年に発行されましたが、初版発行部数は405万部で国内の最高記録です。

 

一方で「コミック全体」の発行部数は横ばいです。⇒参考

 

市場規模が減っているのに発行部数が変わっていないという事は、1作品あたりの売れ行きが総合して落ちているという事です。

 

「ワンピース」などの一部タイトルだけはめちゃくちゃ売れているいるけど、全体的な売れ行きは苦しいという事です。

 

おそらく紙のマンガのこの二極化傾向は、今後も続くのではないかと思います。(二極化が止まる理由が見当たらないので)

 

 

じゃあ電子コミックの市場は?というと、最初に書いた結論のように「緩やかに伸びる」のは間違いないと思います。

 

それは上の市場動向の推移を見ても明らかで、紙コミック⇒電子コミックへのシフトが起きているからです。

 

これは音楽CD⇒MP3でダウンロードというように文化が変わっていったのと似ていますね。

 

CDも紙コミックも完全に無くなる事はないと思いますが、使う人が減っていくのは避けられないでしょう。

 

 

今後、永遠に電子コミックが伸びていくなんて事はありえませんが、データを見るにあと数年は大丈夫なんじゃないでしょうか?

 

東京オリンピックが始まる年までは伸び続けてくれるといいなぁ。


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